2014年09月18日

1-1-2 マルチプラットフォーム未対応のiBookstoreは後回し

 電子書籍はKindleなければならないのでしょうか。

iBookstoreもあるぞ

という意見もあるでしょう。電子書籍の書店はたくさんありますが、誰にでも開かれたプラットフォーム(書店)はアマゾンのKDPとアップルのiBookstoreしかありません。koboもできない事はありませんが、手軽にできる環境ではありません。全部、黒船ですよ。日本の電子書籍書店で、「個人の著者、ウェルカム」という開かれたところは一つもありません。「既存の紙の書籍を電子化するのだったら、ウチでも扱わせてくれ」という序でビジネスだからです。確かにその方が効率的で儲かるでしょうが、電子書籍で頭を穫るのは無理です。もっとも、それは目指していないと思いますけどね。


 それでiBookstoreですが、KDPに比べるとメリットもあり、デメリットもあります。メリットというのは、iBookstore以外で配信してもロイヤリティは70%貰えるということくらいです。あとは新しい技術を活用した電子書籍はiBookstoreでしか発行できないものがあります。たとえばHTML5を使いたい場合です。しかし電子書籍を発行したいだけの場合は、HTML5は必要ありません。さらにいえばHTML5を使ったことと、本が売れることはほとんど関係ありません。

 iBooksの最大の致命傷は、iPhoneやiPadでしか読めないということです。スマートフォンもタブレットもたくさん出回るようになり、iOSもAndroidも両方持っていることが多くなりました。というより、それが普通です。そうなると、iOSでしか読めないiBookstoreで本を買うというのは、将来のデバイスをiOSに制限することになります。iBookはAndroidには用意されていないからです。将来はAndroidではないOSが主流になるかもしれません。そうしたとき、iBooksはどうなるのでしょうか。

 アップルがiBooksのAndroid用アプリを配信するかどうかはかなり難しいでしょう。仮に将来AndroidでiBooksが動作するとしても、ジョブスがグーグルのAndroidをあからさまに呪いその呪縛を解かないうちに亡くなったので、ジョブスがとっていたAndroidに対する敵対的な方針をアップル社内で打ち消すには時間がかかるでしょう。

 iBookstoreがKindleに対抗するには、iBookstoreをアップルの社内部門から独立させて別会社にするしかありません。以前、アップルはファイルメーカーというデータベースソフトを持っていました。とても優秀なカード型データベースソフトですが、Macintosh版しかありませんでした。ファイルメーカーのセールスを増やすには、Windows版をリリースするしかありません。そうなったとき、アップルはファイルメーカー社を設立して、ファイルメーカーというソフトの販売を分離したのです。結果は大成功でした。

 iBookstoreも同じで、電子書籍の販売を本気で取り組むのであれば、Android版をリリースするしかありません。すべてのデバイスに対応したビューワーをリリースしなければなりません。その場合はアッブル社内の一部門では十分な対応はまずできません。iBookstoreをKindleと同じ土俵におくには、iBookstoreはを独立させるしか方法はありません。

 iBookstoreは独立した会社になるでしょうか。現在はiOSデバイスを補間するサービスに過ぎす、販売ツールとしての位置づけ以上のものがありません。iBookstoreを独立させるのはよほど大きな転換が必要になります。アップルにはiBookstoreを独立させなければならない理由はどこにもありません。iBooksのAndroid版は儚く消えそうです。

 そうはいっても、実際にAndroidでKindleを開いて読むと、ぜんぜん美しくありません。搭載されている日本語フォントの品質の問題でしょうが、縦組にすると、文字間にばらつきがでて、読んでいると気持ち悪くなってしまいます。読むのであれば、洗練された字形デザインを持つヒラギノが搭載されたiOSで読むのがお奨めです。ただ、デバイスに依存せず電子書籍を読むという点では、iBooksは及第点をあげることはできません。


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posted by jin-k0222 at 13:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | Kindleで勝つ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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